ヌタウナギ 粘液を出す不思議な魚【画像・動画あり】

ヌタウナギ今回はネバネバを出すうなぎのような形の不思議な魚である「ヌタウナギ」をご紹介します。

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ヌタウナギとはどんな生物か

ヌタウナギは主に温帯の地域の深海に生息しています。細長くウナギのような形状をしていますがウナギとは別種であり以前ご紹介しているヤツメウナギと同様に顎が無く「無顎類」に属しています。そのため、厳密には魚ではありませんが、広い意味では魚と扱われる場合もあります。

深海に生息しているため、目が退化し皮膚に埋没しているためほとんど視力はありません。原始的な構造を持つ生物であり生きた化石とも言われています。


ヌタウナギの最大の特徴は皮膚からネバネバするヌタと呼ばれる多量の粘液が分泌されるところにあります。この粘液は水と反応してゼラチン状に固まる性質があり、外敵から身を守るためだけでなく、獲物を捕食する際にも利用されます。

口の周りには歯を持ちませんが、舌に歯のような突起がありこれで獲物を食べます。ヌタウナギは主に大型の魚の死骸などを食していますが、生きた甲殻類なども捕食していることが明らかになっています。

なお、このヌタウナギは見た目もグロテスクで粘液で周りを汚すので漁師にも嫌われています。

画像引用
沼津港深海水族館

ヌタウナギを見ることができる水族館

ヌタウナギは日本のいくつかの水族館で見ることができますが、長期の飼育が難しいからか限られた時期だけの展示となる場合が多いようです。

飼育実績がある水族館は、新江ノ島水族館(神奈川県)、沼津港深海水族館(静岡県)、美ら海水族館(沖縄)などが見つかりました。ヌタウナギを見たい場合は現在展示しているかどうかを各水族館のホームページなどで確認するとよいかと思います。

ヌタウナギの動画

ヌタウナギの動画を探してみたところヌタウナギの特徴である粘液のネバネバ具合がわかる動画や食事をするヌタウナギの動画を見つけることができました。

粘液を出すヌタウナギの動画

食事をするヌタウナギの動画

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