今回ご紹介する不思議生物はまるで空想上の生き物のように非常に美しい羽根をもつにもかかわらず、動物園でも見ることができる身近な鳥類であるクジャク(孔雀)です。
画像引用:http://world-fusigi.net/archives/7408388.html
美しい鳥類としては、「幻の鳥」と称される「ケツァール」も知られていますが、クジャクは動物園でも見ることができるという「身近さ」がとてもありがたいところです。
クジャクの概要
クジャク(孔雀)は主に中国から東南アジアなどに生息しているキジ科の鳥類です。
オス特有の大きな飾り羽を広げる姿が有名です。広げた羽は美しく神々く感じますが、「目玉模様」をしているので「恐い」という印象を抱く人も少なからずいるようです。
この飾り羽は主に、オスがメスにアピールするときに広げる習性があり、そのため羽を広げる時期は1年のうちの「繁殖期」(インドクジャクの場合は春頃〜初夏)とされています。
繁殖期を過ぎると飾り羽は抜け落ちてしまいますが、その後、次の繁殖期に向けて再び生えはじめてきます。
クジャクはヘビやサソリなどの毒に対して耐性があり、人間にとって害のあるこれらの生物を捕食してくれるので、人に撮って利益のある鳥類とされています。
クジャクの種類
主に下記の3種類ですが、このうちコンゴクジャクは大きな飾り羽を持たないため、通常、単に「クジャク」という場合はインドクジャクやマクジャクを指します。
インドクジャク
最も有名なクジャクで羽が青藍色をしてきます。日本の動物園で飼育されているクジャクも多くがインドクジャクです。
中には白色の「シロクジャク」などと呼ばれるインドクジャクの白変種なども存在し、これも日本の動物園で観ることができます。
画像引用:https://matome.naver.jp/odai/2132934823674469501
マクジャク
マクジャクは翠系の光沢を持つ美しい羽色をしている大型のクジャクです。中国からベトナム、マレー半島にかけて生息しています。
画像引用:Addictive Picasso
コンゴクジャク
アフリカに生息し、他のクジャクのような大きな飾り羽を持っていません。
クジャクの羽の色
クジャクの鮮やかな羽の色は羽がもつ色素によるものではなく、CDの記録面が微細な凹凸により虹色に見えるように、羽毛の微細構造に光が干渉することにより鮮やかな色彩となっています。
孔雀を観ることができる動物園
日本でもいくつかの動物園でクジャクを観ることができます。調べたところ下記の動物園でクジャクが飼育されているようでした。
なかには園内で放し飼いをしている動物園もあり、その場合はより近くで見ることができるためお勧めです。ただし、クジャクが鮮やかに羽を広げる姿は繁殖期(主に春~初夏あたり)でないと観ることが出来ないので、時期も考慮する必要があります。
飼育状況や放し飼いの状況、繁殖期は変動するため、最新の情報は公式ホームページなどでご確認下さい。
・東京地:多摩動物公園
インドクジャク 放し飼いあり
・神奈川県:野毛山動物園
シロクジャク 放し飼いあり
・埼玉県:東武動物公園
シロクジャク
・和歌山県:和歌山公園動物園
シロクジャク
・静岡県:伊豆シャボテン動物公園、日本平動物園(静岡県)
インドクジャク
・三重県:大内山動物園
インドクジャク
・愛知県:のんほいパーク
インドクジャク、シロクジャク
クジャクの動画
クジャクの動画を探してみたところ、いくつか見ごたえのある動画を見つけることができましたのでご紹介します。是非ご覧ください。
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