前回は「生物とは思えない形をしたコンドロクラディア・リア」を発見することができました。深海には陸上では考えられないような独自の進化を遂げた生物がいるものですね。しかし、陸上の生物と同じような外観の生物も存在しています。もしかしたら今回、見ることができるかもしれません。それでは探検に出かけましょう。
博士:前回のコンドロクラディア・リアはどうだったかな?ユニークな形だったね。
助手:うん。触ってみたかったとよ。でも次はもう少し動いてる生物が見たか。
博士:そうだねぇ、じゃあ引き続き海底を探してみよう。
助手:ん?なにか海底でうごいとる・・・。
博士:あっ。あれは「ダイオウグソクムシ」だ。
ダイオウグソクムシは世界一のダンゴムシ
助手:おおぉぉ・・・。でかいダンゴムシや・・・。
博士:ダイオウグソクムシは見た目からもわかるように陸上のダンゴムシと同じ等脚目の仲間なんだ。ただし、大きさはまったく異なるよ。ダイオウというだけあって、等脚目の中で最も大きくて世界最大なんだ。体長は20-50cmで体重は1kgを越すから、猫や小型犬と同じくらいの大きさのダンゴムシということだね。
助手:こわか。ぷるんぷるん。
博士:大西洋、インド洋の水深170~2,500mに住んでいて肉食性なんだ。深海底で餌となる動物の死骸が落ちてくるのを待ってたり
弱って動きが鈍くなった生物を捕らえて食べたりして“海の掃除屋”とも呼ばれているよ。
助手:もうちょっと小さくてよかよ・・・。
博士:それなら日本最大の等脚類であるオオグソクムシがいるよ。最大15cmほどだけどどうかな。振江ノ島水族館で二つを比較した画像があるよ。ちなみに、なぜか水族館で暮らしているダイオウグソクムシはエサをあげても食事を食べずに絶食している場合が多いんだ。その理由も寿命もまだよくわかっていないみたいだね。
(画像引用元:新江ノ島水族館)
助手:オームみたいや・・・。
博士:このダイオウグソクムシは実は人気があってリュウグウノツカイ同様に「どうぶつの森」にも登場しているんだ。
そしてなんと「ぬいぐるみ」も発売されているんだ。手乗りサイズでかわいいよ。ダイオウグソクムシとオオグソクムシのそれぞれの動画があるよ。ダイオウグソクムシはその大きさを、オオグソクムシは食べっぷりに注目だね。
https://fusigiseibutu.pipi01.com/archives/340
ダイオウグソクムシ・オオグソクムシの動画
【ダイオウグソクムシの動画】
【オオグソクムシの食事中の動画】
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