出典omoshirohenteko.up.n.seesaa.net
今回、ご紹介する不思議生物は深海に生息するタコであるメンダコです。深海のタコというと以前の記事でダンボオクトパスという可愛らしいタコをご紹介しましたが、今回のメンダコもそのかわいい姿が人気の生物です。
https://fusigiseibutu.pipi01.com/archives/145
メンダコはかわいい姿が人気
メンダコは深海の海底付近に生息する体長20cm程度の小型のタコの一種です。メンダコはその姿が通常のタコとは異なっており、通常のタコと比べて平で押しつぶされたような外観をしています。
この傘のような外観からグロテスクと揶揄されることもありますが、最近ではこの姿がかわいいという声も多くなり、以前ご紹介したダンボオクトパスと同様に深海生物のなかでも人気の生物となっており、ぬいぐるみなどのグッズも発売されています。
出展http://woman.mynavi.jp/article/140913-50/
メンダコは通常のタコのような墨を吐くことはできませんが、これは深海の暗闇で暮らしているため、墨がなくなったと考えられています。メンダコの動きに関しては通常のタコよりもゆっくりしていますが、これは餌の少ない深海で生きるために、体力消耗を抑えるようにゆっくりした動きとなったと言われています。
メンダコの泳ぐ姿はタコというよりはクラゲのようですが、ひっくり返ると吸盤が見えるので、タコであることがわかります。このメンダコが普段何を食べているかというと、主な食べ物は小型の甲殻類などを捕食しています。
メンダコを見ることができる水族館
メンダコは日本のいくつかの水族館で見ることができますが、長期の飼育がとても難しく長くて20日程度であることが多いようです。そのため、ごく限られた時期だけの展示となる場合がほとんどです。
飼育実績がある水族館は、新江ノ島水族館(神奈川県)、サンシャイン水族館(東京都)、沼津港深海水族館(静岡県)、鳥羽水族館(三重県)などが見つかりました。メンダコを見たい場合は現在展示しているかどうかえを各水族館のホームページなどで確認するとよいと思います。
メンダコの動画
メンダコの動画を探してみたところ、水族館で展示されていた際に撮影された動画を見つけることができました。その姿と独特の泳を是非一度ご覧ください。一度は目にしてみたい不思議生物です。
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