今回は誰もが一度は見たことがあるだろう身近な不思議生物であるフジツボをご紹介します。
フジツボは、浜辺でよく転がっている中身がない貝と同じように、一見すると生きていないように見えますが、よく見ると中身が入っており生きていることに驚かされる生き物です。
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MichaelMaggs
フジツボの概要
フジツボはその名前のとおり富士山状の殻をもち、岩などにくっついて生活している生物であり、世界中の海に生息しています。
フジツボは浜辺の岩場などにも生息しており、見かける機会も多いですが、その外観から貝の仲間かと誤解されがちな生物です。
実際はカニなどの甲殻類の仲間とされています。体を覆っている殻とそれを閉じている蓋の部分はカニの背中の部分に相当しています。
フジツボのライフサイクル
大人のフジツボでは岩などにくっついていますが、卵が孵化した幼体では自由に泳ぎ回って海水中の植物プランクトンなどを捕食ます。やがて他のフジツボが存在する近隣などのくっつくのに適した場所を見つけるとくっついて殻を作り、固着生活に入ります。
固着生活に入ると移動できませんが、フジツボは雌雄同体であるため、固着生活でも効率よく隣接する個体と生殖ができるとされています。
フジツボの味
東北地方では大型のフジツボを食用としており、最近では高級食材として流通しています。
その味はカニに似ていると言われています。
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aomori-miryoku.com
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