今回の不思議生物は猿です。猿の不思議生物というと以前、恐ろしげな外見のアイアイやシロガオサキを取り上げた事がありますが、今日は鼻の長い不思議な猿「テングザル」です。
長い鼻が特徴のテングザル
テングザル(天狗猿)はインドネシアやマレーシアなどに生息するサルです。その名前の通り天狗のような長い鼻が特徴です。マングローブ林や湿地林に住み、木の上で生活しています。主に植物を食べて暮らしています。鼻は雄のほうが大きく長くなります。
何のために鼻が大きいのかは明らかになっていませんが、雌に対するセックスアピールや大きな声を出すための共鳴器とも考えられています。
(画像引用 http://ja.m.wikipedia.org/wiki/)
このテングザルは近年、哺乳類としては珍しく食物を噛んで胃に送って、ある程度消化した後で再び口に戻して咀嚼するという反芻(はんすう)行動をすることが確認されています。ウシなどでよく見られる行動ですが霊長類で見られるのは珍しいようです。なお、森林伐採などによる生息地の破壊などで生息数は激減している種です。
実はこのテングザルは日本の動物園でも見ることができます。横浜にあるズーラシアという動物園で飼育されています。一度は目にしたい猿の不思議生物です。
テングザルの動画
テングザルの動画がないか調べたところ鼻の長さがよくわかる食事をしているテングザルの動画などを見つけることができたためご紹介します。
【鼻の大きさが目立つテングザルの動画】
【テングザルの動画】
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