刺されたら痛い長い棘のウニ ガンガゼ【画像・動画あり】

ガンガゼ
海には深海以外にも不思議生物が生息しています。今回ご紹介する不思議生物は比較的浅瀬に生息する異常に長い棘を持つウニ「ガンガゼ」です。

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ガンガゼとはどんな不思議生物か

ガンガゼ(岩隠子)は浅い沿岸域、サンゴ群落などに生息するウニの種類の一つであり日本でも関東より南の地域でよくみられ、磯遊びなどの際には注意が必要な生物です。ガンガゼは通常のウニと比べて棘がとても長いことが特徴となっています。

棘の長さは30センチ程もあり通常上部の棘が長く、下部の棘が短くなっています。殻のてっぺんにあるオレンジ色の目玉のようなものは肛門です。

ガンガゼは毒をもち刺されるととても痛い

gangaze
(画像引用http://www.env.go.jp/nature/nco/kinki/kushimoto/JP/danger/danger_08_gangaze.html)

ガンガゼはこの長い棘に毒を持っており、刺されるととても激しい痛みを引き起こします。一般的なウニの棘は手に乗せてもなかなか刺さりませんが、ガンガゼの棘は細長く鋭いために刺さりやすくなっています。また、この棘は脆く折れやすいため、刺さった棘が折れて皮膚に残りやすくなっています。

この一見、高い防御力を持つガンガゼにも天敵が存在します。イシダイなどの魚はガンガゼの長い棘を口でくわえてガンガゼを裏返しに噛み砕きます。開けた海底で単独でいると捕食されやすいため多くの場合、開けた海底で群れを成すか、個々に岩陰に潜む形で生息しています。

このガンガゼが普段何を食べているのかというと、他のウニと同様に藻類や生物の死骸の破片や微生物の死骸などを食しています。ガンガゼは日本の水族館でも見ることができます。

不思議生物ガンガゼの動画

ガンガゼの動画を探したところ、ダイビング中にみつかったガンガゼの動画や、手のひらにのせているガンガゼの動画を見つけることができました。面白い動画なので、是非ご覧ください。

【ガンガゼの動画】

【ダイビング中にみつかったガンガゼの動画(0:30からガンガゼが出てきます】

【手のひらにのせているガンガゼの動画】

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